シゴキ染めについて

シゴキ染め

手捺染の技法のひとつに「シゴキ染め」というものがあります。

画像のように生地を捺染台に張り付けて色糊を上部のタンクから供給しながらゴムのスケージでシゴイていきます。

染め後の画像

この技法は無地に型の送り跡が出ないようにする為にこの方法を用いています。

今回の加工は無地をしごいた上に黒の色糊を型で染めていきます。

染前

染め後はこんな感じです。

染め後

また、後シゴキという方法もありこちらは地色が黒で柄が生地白のドット柄などの型口が切れないような柄の場合に用います。

その場合は先に抜染糊を捺染してからシゴキ染めを行います。

そうすると抜染糊の上から染められている部分だけが脱色されて白く柄が浮き上がってきます。

かなりの頻度でこの方法で染めています。

ご興味ある方は是非お問い合わせください。

 

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寄稿者 大塚 直史 (おおつか ただし)

在籍10年以上になる営業担当です。前職は石川県の染色工場で現場作業に従事。
京美染色では当時導入したばかりの最新型のインクジェットプリンターのオペレーターをしていました。
その後、呉服・雑貨・アパレルなど、幅広い業種の営業を担当。また、製造小売り部門「亥之吉」の催事で店頭での販売も経験しています。 テキスタイルにかかわる現場作業から商品の販売まで、いろいろな経験を活かして、お客様に最適な加工方法の提案とサービスを提供しています。

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