手捺染 工程の紹介
手捺染 地張り工程
手捺染は生地にデザインを染色する加工方法のひとつで古くは友禅染の技法を受け継ぐ染色方法です。
今回は手捺染する前に行う「地張り」をご紹介したいと思います。
画像を見ていただいての通りで生地を捺染台に張り付ける作業です。
生地がなぜ張り付くかというと台の表面に粘着性の樹脂を塗布しているので生地を捺染台に押し付けることで張り付きます。
なぜ張り付けるかというと捺染の際に色糊を型で印捺していくのですが、生地が張り付いていないと水分を吸って生地が縮んでしまい次に印捺していくと縮んだ分だけ柄がずれてしまい、不上りになってしまうためです。
そのために生地を台にしっかりと貼り付けます。
地味な工程ですが、ここでしっかりと貼り付けておくことできれいな仕上がりになります。
京美染色の公式インスタkyobi_textile_printに動画UPしていますのでそちらもご覧ください。