テキスタイルにインクジェットプリントする為の色合わせ

カラーチャート

 

今回はテキスタイルにインクジェットプリントする為に必要な色合わせについてお話します。

インクジェットプリントはフォトショップやイラストレーターで作られたデータをもとに出力します。その際、カラーモードを選択するのですが、RGB・CMYKの大きく2種類(他にも方法はありますが、とりあえずこの2種類で説明します。)あります。今回はRGBの色合わせについてご説明します。

R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の3つの色の組み合わせで色表現します。テレビはRGBで色を表現しています。昔のブラウン管を見てみると3色の色が見えていました。

数値は0~255まであり黒はすべての色の数値がすべて0になります。このRGBの数値を並べて作ったのがカラーチャートです。

マス見本

実際、このような形で色の見本を取る前にあらかじめ決めたターゲットの色に近づくようにデザインデータの色の数値を入力していきます。その際にカラーチャートを見ながら作業をします。

カラーチャートアップ

これは綿の生地にプリントしたカラーチャートです。この色のパッチにはRGBの色の数値がプリントされており、この数値をデザインデータに入力します。

カラーチャート 2

アップはこんな感じです。

測色機のようなものもありますが、最終的には人の目で色を判断して配色していくのである意味、職人技です。

たくさんの色の中から色を探しだして配色を行う作業にはこのカラーチャートが必須です。

 

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寄稿者 大塚 直史 (おおつか ただし)

在籍10年以上になる営業担当です。前職は石川県の染色工場で現場作業に従事。
京美染色では当時導入したばかりの最新型のインクジェットプリンターのオペレーターをしていました。
その後、呉服・雑貨・アパレルなど、幅広い業種の営業を担当。また、製造小売り部門「亥之吉」の催事で店頭での販売も経験しています。 テキスタイルにかかわる現場作業から商品の販売まで、いろいろな経験を活かして、お客様に最適な加工方法の提案とサービスを提供しています。

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