オリジナル風呂敷の作り方
手捺染でプリントしてオリジナル風呂敷を作る。
オリジナル風呂敷を作るための手順や方法をご紹介したいと思います。
まず、染めるためのデザインを用意します。型の場合はデータでなく図案からでも作ることができます。
今回は下記データから版を作成します。
捺染するための型は3枚制作します。これを型屋さんにお願いして作ってもらいます。
京都の染色加工は分業制で成り立っていて各工程に専門の業者さんがいらっしゃいます。型が完成すると実際に使用する生地に型で試し刷り(マス見本)をして配色を決めます。
マス見本時に使う 色糊はこのような小さい入れ物に入れ作り量産するときは使用する量が多くなるので多いもので50kgの色糊を作ることもあります。
色が決まれば実際の生地に捺染していきます。今回、捺染する生地は綿シャンタンを使用します。
シャンタンは生地幅方向に畝のある生地で雑貨や風呂敷によく使用する生地です。
最近、知ったのですが綿シャンタンは他の綿生地と比べてシワになりにくく使いやすい生地です。
捺染してから風呂敷にする為、縫製します。今回制作する風呂敷のサイズは100cm×100cmです。
風呂敷のサイズは50cm角のものから指定すればいろいろ作ることができます。
ちなみに染め上がった生地の裏側はこんな感じです。
生地の素材はいろいろ選んでもらうことができますし、手捺染だけでなくインクジェットプリントでも作ることができるのでご興味のある方お問い合わせください。