手捺染でプリントしてオリジナル風呂敷を作る。

オリジナル風呂敷を作るための手順や方法をご紹介したいと思います。

今回は亥之吉風呂敷を例にお話ししていきたいと思います。

まず、染めるためのデザインを用意します。型の場合はデータでなく図案からでも作ることができます。

今回は下記データから版を作成します。図案データ だるま

捺染するための型は3枚制作します。これを型屋さんにお願いして作ってもらいます。

京都の染色加工は分業制で成り立っていて各工程に専門の業者さんがいらっしゃいます。型が完成すると実際に使用する生地に型で試し刷り(マス見本)をして配色を決めます。

マス見本時に使う 色糊はこのような小さい入れ物に入れ作り量産するときは使用する量が多くなるので多いもので50kgの色糊を作ることもあります。色糊

色が決まれば実際の生地に捺染していきます。今回、捺染する生地は綿シャンタンを使用します。

シャンタンは生地幅方向に畝のある生地で雑貨や風呂敷によく使用する生地です。綿シャンタン

最近、知ったのですが綿シャンタンは他の綿生地と比べてシワになりにくく使いやすい生地です。

捺染してから風呂敷にする為、縫製します。今回制作する風呂敷のサイズは100cm×100cmです。風呂敷

風呂敷のサイズは50cm角のものから指定すればいろいろ作ることができます。

ちなみに染め上がった生地の裏側はこんな感じです。生地の裏

生地の素材はいろいろ選んでもらうことができますし、手捺染だけでなくインクジェットプリントでも作ることができるのでご興味のある方お問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

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寄稿者 大塚 直史 (おおつか ただし)

在籍10年以上になる営業担当です。前職は石川県の染色工場で現場作業に従事。
京美染色では当時導入したばかりの最新型のインクジェットプリンターのオペレーターをしていました。
その後、呉服・雑貨・アパレルなど、幅広い業種の営業を担当。また、製造小売り部門「亥之吉」の催事で店頭での販売も経験しています。 テキスタイルにかかわる現場作業から商品の販売まで、いろいろな経験を活かして、お客様に最適な加工方法の提案とサービスを提供しています。

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