インクジェットプリントしたシルク生地にパールトーン加工をしました。

お客様か撥水加工について聞かれることがあるので今回はパールトーン加工をプリントした生地にしてみました。

パールトーン加工はきものを着用した際、食事の時の汚れや雨天時のシミや泥汚れを防ぐための撥水加工として開発されたようです。

きものなので用途といてシルク素材が考えられますが、それ以外の素材にも加工可能です。

ポリエステルや綿にもパールトーン加工は可能で、京美染色でも椅子に使用する生地(11号帆布だったと思います)をインクジェットプリントしてパールトーン加工に出した経験があります。

その際も汚れやシミを防ぐことが目的で加工をしました。シルク生地にパールトーン

撥水加工は生地をフッ素樹脂などで覆い、表面張力を低下させることで画像のように水をかけても玉状にはじきます。

パールトーン以外にも汚れを防ぐ防汚加工や完全に水を防ぐ防水加工などテキスタイルの後加工は様々あります。

今後もテキスタイルの加工に関わることを書いていきたいと思います。

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寄稿者 大塚 直史 (おおつか ただし)

在籍10年以上になる営業担当です。前職は石川県の染色工場で現場作業に従事。
京美染色では当時導入したばかりの最新型のインクジェットプリンターのオペレーターをしていました。
その後、呉服・雑貨・アパレルなど、幅広い業種の営業を担当。また、製造小売り部門「亥之吉」の催事で店頭での販売も経験しています。 テキスタイルにかかわる現場作業から商品の販売まで、いろいろな経験を活かして、お客様に最適な加工方法の提案とサービスを提供しています。

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