オリジナル生地の作り方

今回はお客様オリジナルの生地制作についてのお話です。

よくご相談いただくのはノベルティー商品を作るための生地制作や店舗をお持ちのお客様からオリジナル商品に使用する生地制作の依頼をよく伺ういます。

その際にお聞きするのが

どんな商品であるかと商品の数量です。

アイテムに使用する生地の面積と数量で使用する生地の長さが出ます。

染める生地の長さによって手捺染かインクジェットプリントのほうが良いかを判断する材料にしています。

インクジェットプリント

インクジェットプリントの場合、こちらから伺う質問は

① プリントするデザインはありますか?(デジタルデータor図案)

② どんな生地にプリントしたいですか?またはお客様か生地を持ち込んでプリントしますか。

以上の質問をお客様からお聞きして見積書を作ります。

インクジェットプリントをするために入稿いただくデジタルデータはフォトショップ(PSD)・イラストレーター(AI)で作られた物であればプリントできます。その他、写真画像もプリント可能ですが、解像度の高い(150dpi~300dpi)原寸のプリントサイズデータがあるとスムーズに進めることができます。

デジタルデザイン

その後、お客様からお預かりしたデータと色見本(データを実際の生地にプリントして配色イメージを出すための見本)をもとにマス見本(マス状に色見本をとるのでこのような呼び方になっています。)をとってお客様に使用する生地で色を確認いただきます。

忘れていましたが、色見本前にはどんな生地でプリントするかを決めなければなりせん。

生地提案

 

お客様から情報をいただいて生地を提案させていただいています。

2~3種類ほど生地サンプルをご用意してお客様に送らせていただきます。

その中にいい生地があればその生地でお見積りをいたします。

そして、お客様が生地を必要とする時期・納期を伺って日程調整を行いながら染色加工を進めていきます。

量産プリントが終われば蒸し・水洗・整理(セット)の工程を通って反物の状態で上がってきます。

最後に出来上がったお客様オリジナルの生地は出荷されます。

 

 

 

 

 

 

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寄稿者 大塚 直史 (おおつか ただし)

在籍10年以上になる営業担当です。前職は石川県の染色工場で現場作業に従事。
京美染色では当時導入したばかりの最新型のインクジェットプリンターのオペレーターをしていました。
その後、呉服・雑貨・アパレルなど、幅広い業種の営業を担当。また、製造小売り部門「亥之吉」の催事で店頭での販売も経験しています。 テキスタイルにかかわる現場作業から商品の販売まで、いろいろな経験を活かして、お客様に最適な加工方法の提案とサービスを提供しています。

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